がさえび

がさえび国道305号線の越前海岸を鷹巣方面から南へドライブしていると、越前町の漁港付近では何軒かのお魚屋さんが店頭から湯気を出しています。

一目で「カニ」だとわかります。越前がにの季節ですからねぇ。

もちろん買うつもりもないしそんなお金もありませんが、やっぱり興味津々。匂いだけでもと、冷やかしに覗いてみたいのが人の常。道の傍らに車を止め、「小松商店」という魚屋へ入りました。

店先では専用の大鍋からもうもうと湯気が上がっていて、お店に入る前からいい匂いがその辺一帯に充満しています。そして湯でたての真っ赤な越前が箱に入れられて無造作に足元におかれている、そこからも湯気が上がっています。もういい匂い!たまりません。ちょうどそのときは「ずわいがに」を茹でていました。1パイ5000円以上するような大きさのものばかり。店頭に並べられていたものは足が1,2本取れてしまっているものがあって、それは少し安くなるんでしょうけど。やっぱり高いものは高い。

「甘エビもあるよ!」とお店のお兄さんが言うので見てみるときれいな赤い甘エビが・・・。うまそうぅ!そしてその横に「がさえび」が・・・。うまそうぅぅぅっ!そこでスイッチが入ってしまいました。

「がさえび」というのは北陸地方での呼び方で、「トゲクロザコエビ」というのが正しいのだそうですが、ほかにも「どろえび」とかいう人もいます。また東北地方で「がさえび」と呼ばれるエビはいわゆる「シャコ」のことですので、北陸地方の「がさえび」とは違います。

甘エビは赤い色をしていて見た目においしそうですが、がさえびは灰茶色で見た目ではおいしそうではありません。またすぐに頭が黒く変色してしまい水揚げされて1,2日で食べないといけないことから、県外にはほとんど流通しないエビなのです。でも地元で人気の隠れた食材なのであります。甘みは甘エビよりも甘くあっさりしてプリプリ。殻がごっつくて身が殻から離れにくいのですが、それは新鮮な証拠。刺身はもちろん、かき揚げや塩焼きにしてもおいしいし、頭を味噌汁に入れると極上のダシがとれます。

とうとうスイッチが入ってしまい、値段を聞くとスーパーでコロッケ等を入れるようなプラスチックのパックに山盛りで1,000円ということでしたので、即答OK、商談成立。フタが閉まらないほどどっさり入れてくれました。せこくないところがいいですね。(家に帰って計ってみると370gありました。ネット通販とかで探してもこの値段はありません。安い!)。

今日はいい買い物をしました。早速刺身にしていただきました。激旨です。地元ならではのおいしいガサエビ。最高です。

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