来訪者

この辺の人は勝手に人の家の扉を開けて住人を呼ぶ。
特に夏場は開けっ放しの家も珍しくない・・・
というよりも締め切っているウチの方が珍しいくらいだ。

ウチは猫を飼っているので普段は玄関の扉を閉め切っているのだ。
さらには突然扉を開けられると猫ちゃんがパニックになって
飛び出していってしまう可能性があるので、ほぼ常に鍵をかけている。
呼び鈴を押してくださ~い(接触が悪いんですけどね)

今日はちょっとしたことで鍵をかけない空白の時間があった。
掛けたつもりだったけど、すぐに出かけるつもりでしめなかったのか。
そんなときに限ってろくでもないことが起こる。

ガラガラガラガラ・・・。普段開ける側じゃない方の扉が開いていたりして
知らないおじさんが立っている。
ボロボロの服を着て、ボッサボサの髪の毛。
なんかにおいがしそうな感じだ。
どうみても浮浪者。いわゆるホームレスっぽい人。
こんな街でもいるんだなぁ。

「※○?■!×★●」(なんかしゃべった)
「なに?」と聞き返す。
「ボニョボニョ・・・・・恵んで・・・・・・」と手をコチラへ向けて出している。
恵んで・・・だけ聞こえた。(なんだか怖い)

「ウチはなんもないよ、帰って」
「ほんとに・・・・・・・ブツブツ・・・・・・ない?」ブツブツと気持ち悪い。

居座られたらどうしようと思いながら、次の展開を頭の中でシミュレーション。
「警察」「金属バット」「殺虫剤」「包丁」どれも手元にはない。
いろんなことが頭の中を駆け巡る。

ところが、浮浪者風の男、すっと扉を閉めて帰っていった。
(バタン・・・・・・ブロロロロロォォォォォ~)
車かよ、車かよ、車かよ、車かよ、車かよ、車かよ、車かよ。
車持ってんじゃねえか。

何やったんやろ [:42]

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