越前かに漁解禁

せいこがにせいこがに2
私の実家のある坂井市三国町は、福井の中心を流れてる九頭龍川の河口にあり、大昔は北前舟の寄港地として栄えていました。北前舟が衰退すると三国港も衰退してしまいましたが、現在では漁港として、福井の海の台所として賑わっています。そしてこの三国港で水揚げされるのが、冬の味覚の王者「越前がに」です。毎年、七宮家に最上級クラスのカニを送る「皇室献上蟹」の産地にも指定されており、数あるブランドガニの頂点に君臨している、最上級の中の最上級のカニなのです。

11月6日はカニ漁解禁日。三国の漁師さんは5日夕方に底引き網漁船を沖へ出し、6日の解禁日に日付が変わったと同時にいっせいに網を海に入れて漁を始めるのだそうです。漁を終え6日の夕方に港に帰ってきます。三国漁港は全国でもめずらしく夕方にセリが行われるのですが、セリ落とされたあと、各魚屋さんが持ち帰り、生水に付けて死なせてから、茹で始めるので、初物は夜10時ごろになってやっと食べれる状態になるのです。

旅館や民宿、料理屋さんなどでは生きたまま持ち帰り店内の生け簀に入れて保存し、注文を受けてから料理を始めるところも少なくありません。いつでも新鮮なカニを提供してくれます。お客さんが生け簀の中の食べたいカニを指差して料理してもらうところもあります。それだけにセリから生きたままの新鮮なカニを店に持ち帰り生け簀に入れるまで、慎重に迅速に行わなくてはなりません。

この季節となると魚屋さんの店先では大きなお釜からカニを茹でる湯気がもうもうとあがり、通りに季節の香りを漂わせます。このカニのにおいで町中が活気に満ち溢れているようにも見えます。やっぱりみんなカニが好きなんだなぁ。

うちの親は友人が船乗りということもあり、セリ前の足の取れたカニを安値で譲ってもらって、自分たちでゆでるて食べます。

そして私、ついにオコボレを頂戴しました。
といってもセイコガニですけど。(ちなみにズワイは雄、セイコは雌。セコガニとかコウバコとか呼ぶ地域もあります。)

越前ガニは一般的にはズワイが有名ですが、地元の人はセイコガニを好んで食べるようです。というかズワイガニは値段が高く地元の人でもなかなか手が出ないのが現状です。セイコガニもそう安くはないですが、ズワイに比べれば手に入りやすい。昔はおやつ代わりにカニを食べたとも聞きますが、なかなか手に入りにくくなっているのも事実です。ズワイは主にその足の身を食べますが、セイコの醍醐味は何といってもお腹の中の「子」です。これがまた格別です。激旨ですよ。

私、7ハイいただきました。ご馳走様~!

今年は例年に比べ豊漁だそうで、昨年より2割程度安いのだそうですが、燃料の値上げで漁師さんは全然儲からんと嘆いているそうです。カニの値段はセリで決まるので、漁師が値段を決められないのです。原油高の影響は越前ガニにまでも及ぶのでした。感謝していただきましょう。

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コメント

  1. アミーゴ より:

    蟹。カニ…うお~っ、食いてぇ~!あっ、お久し振りデス。全然話は違いますが昔、京都からの一本道で小浜まで行きましたが、日曜日の夜⑨時だったためか人が歩いてなくて